ぐりおブログ

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赤毛のアン‗マリラ

「赤毛のアン」のマリラをメンター(先生)にして心が落ち着いた話

更新日:

この記事は約 11 分で読めます。

先日、アニメーション監督の高畑勲さんが亡くなりました。

言わずと知れた巨匠高畑監督、代表作は、

「かぐや姫の物語」「火垂るの墓」「平成狸合戦ぽんぽこ」「おもひでぽろぽろ」「じゃりン子チエ」などどんどん出てきます。

監督のご冥福をお祈りいたします。

 

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アニメ「赤毛のアン」の思い出

 

思い出深いのは、少女時代に見ていた「世界名作劇場」の数々です。

「アルプスの少女ハイジ」「フランダースの犬」「母をたずねて三千里」「ペリーヌ物語」

このあたりはよく覚えています。中でも最も好きなのが

「赤毛のアン」でした。

 

放送は1979年。アンは私よりお姉さんでした。

みずみずしい感性を持ち、生き生きと感情表現するアンが好きでした。

懐かしくなり、YouTubeにある「赤毛のアン」をもう一度見直してみました。

 

子どもの時に見た私は、おしゃべりなアンの言葉や表情が好きでした。

マリラはいつも怒っていて、アンのことなんか全然分かっていない怖い大人でした。

マシュウはいい人だけど気弱でおどおどした人。

 

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アニメ「赤毛のアン」全く変わっていた面白さ

 

大人になってみた「赤毛のアン」は、子ども時代に見たものと、面白さがまったく違っていました。

もちろんストーリーは同じ。

 

やせっぽちで赤毛のみなしごアン・シャーリーが、グリーンゲイブルスにもらわれてくるところから始まります。

男の子を欲しがっていた中年の兄妹のマシュウ・カスバートとマリラ・カスバートでしたが、間違って女の子のアンがやってきます。

マシュウとマリラは女の子のアンに戸惑い、はじめは孤児院に帰そうとします。

しかしすぐに感受性豊かでおしゃべりなアンに惹かれ、引き取ることになります。

 

 

大人になった今見直してみると、一番感情移入したのは、なんとマリラでした。

50代半ばくらいのマリラ。

常識人で真面目でカタブツ、頑固で働き者、料理上手。

アンのことをまるで分かってない大人と思っていましたが、一番アンのことが分かっているのはマリラだと分かりました。

 

アンが気が散りやすいのを良く分かっている

→ 集中して家事をやるよう厳しくしつけ、勉強もしっかりやらせる。

自分が子育ての経験がないのを自覚している。

→ 困った時はすぐに子だくさんのお隣、レイチェル・リンドに相談に行く。

(隣といっても徒歩で5分くらいは歩いていく距離)

マシュウがアンを甘やかしすぎるのを分かっている。

→ アンの教育は自分がやるので口を出さないようにと、マシュウにしっかり釘を刺しておく。

マシュウにはしっかり報告する。

→ 毎日アンの寝た後、マシュウに反省点などを話したり相談したりする。

(ツンデレなので素直にアンをほめませんがw)

 

ぐりお
えー? マリラ、こんなに有能だったんだ…

この家の家長は明らかに、マシュウではなくマリラです。

 

中でも私の心を打ちぬいた、ダメ押しのカッコいいセリフといえば、

「やれやれ、お料理は結果が悪かったら何にもならないんだよ」

アンが

「あたしだって全力を投じてやったんですもの。

結果がどうなっても悔いはないの。」に答えての言葉です。

 

まるでキャリアウーマンのようなプロ意識ですね♡

マリラ先生、弟子にしてくださいと言いたいです。

 

こんなにすごいマリラを、子どものころはただ怖いだけのおばちゃんと思っていたなんて…

「親の心子知らず」ってこういうことだなあ、と思いました。

 

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マリラとマシュウのリアクションが楽しい

 

マリラのアンに対する表情がいちいち面白いのです。

 

マシュウのコミカルなリアクションも笑える。

今ではむしろアンのオーバーアクションな喜怒哀楽よりも、この二人を見てるほうが面白いです。

まさかそんな風に思うなんて、子ども時代の私には想像もつかないことです。

 

マリラの表情の細やかさがすごいんです。

ぶっきらぼうなことを言うマリラですが、行動でアンをかわいいと思っているのがわかる。

 

口ではアンをたしなめながらも、手は料理を差し出してやっています。

ピクニック1時間前でも、アンのために見事なお弁当を詰めてあげて、遅れないように馬車を走らせてやる。

 

ダイアナをお茶に招くようにアンに提案して、応接間を使うのはダメ、一番いいティーセットはダメと言いながらも、

「でもこれは使っていいよ」

「いちご水を出してやるといいよ」

と結果的にものすごく甘やかしていますw。

 

マリラの表情が、アンの言うことを聞くと、あきれたり面白がったり、忙しく変わります。

どんな時でも目はアンを見て、アンが話すと聞いていて、すぐ返事をします。

 

マシュウには、まるで愚痴を言うような口ぶりで、アンがいかに面白いか報告しています。

そんなマリラをマシュウは微笑んで、

「そうさな。きっとうまくいくと思うよ。」

「そうさなマリラ。おまえのやりたいようにやったらいいよ。」

などとほとんど肯定しかしないw

 

これってある意味理想の家族ですね。

父性=マリラ

※社会に向けて厳しく育てる愛

母性=マシュウ

※無条件に愛する愛

 

と完全に役割分担できてるし、うまく回っています。

 

 

マシュウとマリラの人生を考えてみる

 

マシュウは女性が苦手で結婚せず、ずっと生まれた家に住んでいます。

マリラは(推測ですが)そんな兄マシュウの面倒をみるために結婚せず、やはり生まれた家にマシュウと二人で住んでいます。

マシュウは農業、マリラは家事や料理を、毎日同じペースでこなしています。

 

隣家までの距離も遠く、マリラの友達といえば隣に住むレイチェル・リンドくらいのもの。

二人にとって、周りの環境も当たり前のもので、むしろ退屈なものでしょう。

 

そんな二人の前に現れたアンは、ここの自然がどんなに美しいか興奮して語ります。

池に「きらめきの湖」、通学路に「恋人の小径」、植木鉢の花にすら「ボニー」と名付けて話しかけます。

花や楓を持って帰り、どんなに美しくすばらしいか熱く語り、テーブルに生けて愛でます。

 

マシュウは、アンを家に迎える馬車の中での会話だけで、アンにすっかり惚れ込んでしまいます。

マリラは、アンを孤児院に帰す道すがらの馬車で、アンのこれまでの不幸な境遇を聞いて考え直します。

アンのこれまでと比べて、自分たちの住むグリーンゲイブルスが、どれほど美しく幸せな場所か分かったのかも知れません。

 

マリラはアンを育てると決意します。

(この子はうちに置いてやらなかったら、どれほど不幸せな目にあうか分かったもんじゃないよ。

男の子でないのが残念だけど、うちが引き取るしかないね。) ←マリラ心の声 ※推測ですw

 

絵本ナビ

マリラの素晴らしさ

 

教育熱心

マリラはお祈りの仕方すらろくに知らないアンに仰天します。

「マシュウ・カスバート!

あの子がお祈りしたことがないなんて、信じられますか!?」

 

マリラはマシュウに、アンの教育を任せて口を出さないように言い、アンにいろいろ教えます。

・家事 (ベッドの整え方から、食器洗い、熱湯消毒など)

・料理 (チョコレートブラウニーの作り方など)

・パッチワーク

・勉強

 

余談ですが、マリラの教えるチョコレートブラウニーのおいしそうなことと言ったら。

高畑勲監督は食べ物がおいしそうなことで有名ですからね。

 

マリラは、アンに家事だけでなく、勉強もしっかりやらせるのがすごいですね。

アンと同じ学校に通う男の子たちは、農繁期にはほとんど学校へ来ず、家の手伝いをしています。

女の子には勉強など必要ないと言われても仕方ない時代に、勉強の重要さが分かっているのです。

 

マリラは正直で真面目で実直

 

マリラは嘘は言いません。

空気を読んだりおだてたりすることなど一切ありません。

 

友人レイチェル・リンドにも、正直に自分の気持ちを話します。

女の子なんて引き取らないと言っていたのを、2日後にはアンが気に入ったので引き取ることにしたと、ごまかしもなく話します。

レイチェルがどんなに驚愕して、やめた方がいいと説得してもぐらつきません。

 

レイチェルがアンの養子やしつけのなさを侮辱すると、

「あんたもアンにずいぶんひどいことを言ったと思うよ。」

としっかり抗議します。

 

頑固一徹で、一度決めたら考えを変えずやり抜きます。

 

余談ですが、この頑固さはアンもそっくりです。

アンだけではなく、ダイアナの母のバリー夫人も相当に頑固。

これは作者モンゴメリーの性格が反映されているのかも知れませんねw

 

お国柄かも知れませんが、どの女性も自立した考えを持っていて、日本人女性のように、空気を読んだりへりくだったりなんてことは一切ありません。

 

マリラは毎日規則正しく生活している

 

マリラもマシュウも、毎日、毎年、同じスケジュールをきちんとこなします。

夜明け前に起きて、鶏小屋の卵を取ってきて、オーブンで朝食を作る。

時間通りにお茶とおやつを用意する。

夜はお祈りをして、アンの部屋のろうそくを取りに来る。

 

大人になった今は毎日同じがいかに大事で、難しいかよく分かります。

私は気分が変わりやすいため、ほんの1週間ですら同じにすることが難しいですね~。

 

メルカリ

そうだマリラをメンターにしよう

 

マリラがこんなに尊敬すべき人だと知った私は、マリラをメンター(お手本)にすることにしました。

考えると、日本人の年上女性で、身近にお手本にしたいと思える人は少ないです。

(もちろん少数はいます。)

なぜかというと、彼女たちの生きた時代は、激しい男尊女卑の時代であり、その影響が大きいからと思います。

自立を許さない環境だったので仕方がありません。

 

実在の人物でなくても貴重な年上女性です。

 

めざせマリラ!

 

マリラの以下の点をお手本にしたいです。

 

・必要以上にへりくだったり卑屈になったりしない。

・空気を必要以上に読まない。

・自分の無知は認めて先人に教えを乞う。

・毎日規則正しく生活する。

・料理は結果が大事。

・言葉は正直に、ごまかさない。

・やると決めたら最後までやる。

 

ぐりお
がんばるぞ☆

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